千賀滉大の希望は「勝てる球団」なのに…ヘソで茶を沸かすエンゼルスの日本人右腕狙い
ソフトバンクからFAでメジャー移籍を目指す(29)の周囲が騒がしくなってきた。
日本時間13日には、ジャイアンツが本拠地オラクルパークの大型ビジョンに千賀の合成写真を映し出して獲得に向けた本気度をアピールした。米移籍サイト「トレード・ルーモア」によれば、千賀に関心を寄せているのはジ軍も含めて11球団。大リーグ公式サイトは大谷翔平(28)が所属するエンゼルスも興味を示していると報じた。
エ軍のローテのうち、今季ノーノーを達成したデトマーズ以外に、サンドバル、スアレスと左腕が3人。右腕の千賀は今オフ、チームの補強方針に合致し、大谷に次ぐローテの柱と位置付けているのだろうが、エ軍は日本人右腕に見向きもされないのではないか。
代理人を務めるジョエル・ウルフ氏によれば「プレーオフへ進出し、ワールドシリーズで勝てるチーム」が千賀の望み。だとすれば、千賀の希望球団は、ヤンキースやドジャースといった戦力が充実し、毎年のようにポストシーズン進出が見込める球団ということになる。
その点、エ軍は大谷やトラウト以外は計算できず、マイナーも含めて選手層の薄さは否定できない。アーティ・モレノ・オーナーは、球団売却を控えているため、今オフの補強には消極的。地元メディアなどの報道によれば、エ軍は来季の年俸総額を今季と同等の約270億円程度に抑える方針だという。
戦力もカネもないエ軍は千賀にあっさり肘鉄を食らわされそうだ。