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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神・岡田監督が佐藤輝に苦言 忖度なしネガティブ報道で、むしろ来季が楽しみになってきた

公開日: 更新日:

 侍ジャパンの強化試合を終えて阪神の秋季キャンプに合流した佐藤輝明(23)について、岡田彰布監督(64)が厳しい評価を連発している。「入ってきたときが一番良かった」「2年たって悪くなっている」などと語り、三塁のレギュラー固定プランについても白紙を示唆したほどだ。

 現在、関西圏のスポーツ紙では連日のように岡田監督の談話が新聞紙面を大きく飾っており、その発言の注目度は極めて高い。当然、ネットニュースでも広く配信されているため、この秋季キャンプでの佐藤は期待の星という扱いではなく、来季の不安の対象となっている。

 12日に行われたランチ特打でも、佐藤は157スイング中21本の柵越えをマークしたのだが、それも岡田監督の評価が厳しいからか、スポーツ紙は「物足りない」の論調で報じている。

 これ、阪神のキャンプ報道ではけっこう珍しい光景だ。秋季であれ春季であれ、これまでの阪神のキャンプ報道といえば過剰なまでに来季の期待感を煽ることが通例だった。シーズン開幕がまだまだ先であるのをいいことに(結果が出ないのをいいことに)、練習で少しでも光った期待の若手を連日のように発掘し、来季覚醒の予感とファンに発信する。

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