著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

秋季練習開始! 岡田改革から立ち上ってくる阪神ファンの匂い

公開日: 更新日:

 ヤクルトオリックスの日本シリーズが白熱した一方で、岡田彰布新監督が就任した阪神タイガースが秋季練習を行っている。プロ野球OBに話を聞くと、みんなこぞって秋の練習の重要性を訴えるのだが、それは岡田監督も同様らしく、就任会見の席で秋を収穫と進化のときと位置づけ、「一番大事な時期というか、一番うまくなるのが11月」と語っていた。

 そんな岡田監督はどうやら大山悠輔佐藤輝明の主砲コンビのポジションを完全固定し、全試合フル出場させる方針を打ち出した。大山がファースト、佐藤がサード。かつての巨人のONを例に出せばさすがに古すぎるが、それはともかくとして、矢野燿大前監督が2人の打順やポジションをころころ変えていたことの真逆を行くようだ。

 また守備力向上を目指し二遊間をあらためて解体、現在の正遊撃手・中野拓夢も含めた二遊間ポジション争いをあおり、今季3番が多かった近本光司はかつての定位置の1番に戻す考えも示した。その他、外国人野手は右の強打の外野手を狙い、ここ数年くすぶっているかつての新人王・高山俊の再生にも意欲的だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然