大谷翔平2年連続「最優秀DH賞」の裏に“同情票”…ようやく今オフ初栄冠の謎解き

公開日: 更新日:

 投げて15勝、打って34本塁打。ベーブ・ルース以来の2ケタ勝利と2ケタ本塁打を達成したばかりか、メジャー史上初となる投打の規定を満たした大谷翔平(28=エンゼルス)が、ようやく表彰された。

 日本時間29日、最も活躍した指名打者(DH)に贈られるエドガー・マルティネス賞に選出されたのだ。

 投打ともトップクラスの成績を残しながら、今オフの表彰はこれが初めて。投打にフル回転した甲斐があったというものだが、ちょっと待て。先日発表のア・リーグのシルバースラッガー賞DH部門は打率.306、37本塁打、97打点と、いずれも大谷を上回ったアルバレス(25=アストロズ)が受賞したばかり。「アルバレスは外野も守っている。DHとしての出場成績だけなら大谷が上」との声も中にはあるものの、だったらエドガー・マルティネス賞もアルバレスが選ばれてしかるべきではないか。

 シルバースラッガー賞が監督やコーチの投票なのに対し、エドガー・マルティネス賞は担当記者や球団広報らの投票で決まる。投票する人たちが異なるとはいえ、2つの賞はほとんど同じ選手が受賞する傾向があるのも事実なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー