C.ロナウド移籍急浮上で勢力図に異変…FIFAと欧州クラブの米国、中東マネー依存さらに高まる

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 カタールW杯に出場する超大物2人に、意外な移籍先が浮上している。

 日本時間3日、グループリーグ最終戦で韓国と対戦したポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(37)は先日、英プレミアのマンチェスター・ユナイテッドを退団。同リーグのチェルシーなどの複数の移籍先が浮上する中、スペイン紙のマルカは先日、サウジアラビアのアルナスルとの契約が合意間近と報じた。2年半の契約で報酬は破格の総額2億ユーロ(約280億円)という。

 仏リーグアンのパリ・サンジェルマン(PSG)との契約が来夏で満了するアルゼンチン代表のメッシ(35)を巡っては、米国への移籍が浮上。英紙タイムズは、元イングランド代表のベッカム氏が共同オーナーを務める米メジャー・リーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミが獲得に動いていると伝えた。メッシの代理人は米メディアを通じてこれを否定したが、本人は以前、「いつかアメリカでプレーしたい。僕の夢の一つ」と話していた。

 超スーパースターの移籍話は決して絵空事ではない。サッカー界では近年、中東諸国と米国の存在感が高まる一方だからだ。元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言う。

「中でもMLSはかねて豊富な資金力を武器に、ベッカムやイブラヒモビッチら欧州リーグのスーパースターを獲得してきた。今すぐ実現するかどうかはさておき、かつてベッカムがMLSのLAギャラクシーへ移籍したように、彼らがいずれ中東や米国でプレーする可能性はあります」

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