門田博光さん死去…南海で戦友だった“ヒゲのエース”山内孝徳氏が明かす「不惑の大砲」秘話

公開日: 更新日:

■一匹狼だけど「情に厚い人」

 門田氏は一匹狼で知られ、ともすれば偏屈と言われた。

「お酒は好きでしたが、選手とはつるまない。せいぜい、『世話になってるお礼に』と裏方さんを連れていく程度でした。私はよく『おまえが投げている姿はいつも見ているからな』と言われました。これは門田さんなりのエールなんですね。

 当時のパのエースは西武の杉本、ロッテの水谷さんなど左腕が多く、南海は門田さんを含めて主力に左打者ばかり。エースだった私は彼らと投げ合って援護なく負けることがよくありました。そんな試合の翌日、門田さんは私に『すまんなあ。俺があと1本、打ってたら……』と謝りに来てくれた。情に厚い人でもありました」

 晩年は糖尿病などとも闘っていた門田氏。一時代を築いた大砲に合掌──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状