門田博光さん死去…南海で戦友だった“ヒゲのエース”山内孝徳氏が明かす「不惑の大砲」秘話

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■一匹狼だけど「情に厚い人」

 門田氏は一匹狼で知られ、ともすれば偏屈と言われた。

「お酒は好きでしたが、選手とはつるまない。せいぜい、『世話になってるお礼に』と裏方さんを連れていく程度でした。私はよく『おまえが投げている姿はいつも見ているからな』と言われました。これは門田さんなりのエールなんですね。

 当時のパのエースは西武の杉本、ロッテの水谷さんなど左腕が多く、南海は門田さんを含めて主力に左打者ばかり。エースだった私は彼らと投げ合って援護なく負けることがよくありました。そんな試合の翌日、門田さんは私に『すまんなあ。俺があと1本、打ってたら……』と謝りに来てくれた。情に厚い人でもありました」

 晩年は糖尿病などとも闘っていた門田氏。一時代を築いた大砲に合掌──。

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