門田博光さん死去…南海で戦友だった“ヒゲのエース”山内孝徳氏が明かす「不惑の大砲」秘話

公開日: 更新日:

■一匹狼だけど「情に厚い人」

 門田氏は一匹狼で知られ、ともすれば偏屈と言われた。

「お酒は好きでしたが、選手とはつるまない。せいぜい、『世話になってるお礼に』と裏方さんを連れていく程度でした。私はよく『おまえが投げている姿はいつも見ているからな』と言われました。これは門田さんなりのエールなんですね。

 当時のパのエースは西武の杉本、ロッテの水谷さんなど左腕が多く、南海は門田さんを含めて主力に左打者ばかり。エースだった私は彼らと投げ合って援護なく負けることがよくありました。そんな試合の翌日、門田さんは私に『すまんなあ。俺があと1本、打ってたら……』と謝りに来てくれた。情に厚い人でもありました」

 晩年は糖尿病などとも闘っていた門田氏。一時代を築いた大砲に合掌──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?