吉田麻也ミスで先制点献上、シャルケ1-6ボロ負け…森保監督が悩む代表主将「選外」の決断

公開日: 更新日:

 独1部シャルケでプレーする日本代表主将のDF吉田麻也(34)が、日本時間25日午前2時30分キックオフのライプチヒ戦にフル出場。地元サポーターの前で1─6のボロ負けを喫し、ブーイングの矢面に立たされた。

 今季2勝3分け11敗で最下位の18位に低迷中のシャルケ。この日も守備網が崩壊した。

 前半7分、相手のロングフィードの対応を吉田が見誤ったことで先制点を献上。前半44分には相手シュートのコボレ球に対する反応が遅れ、目の前で3失点目を叩き込まれた。前半を0-4で折り返したシャルケ。吉田は両ヒザに手を置き、うなだれるばかりである。

 後半11分、若手日本人FWが一矢を報いた。昨年末にトップとプロ契約を交わしたFW上月壮一郎(22)が、クロアチア代表の主軸としてW杯で評価を高めたDFグバルディオル(21)を抜き去り、最後はGKとの1対1を制してドイツ初ゴールを決めたのだ。

「吉田の処遇に森保監督も頭が痛い」とサッカー関係者がこう続ける。

「年齢的な衰えもあって代表でもクラブでもポカミスが増えた。それでも日本代表では精神的な支柱として圧倒的な存在感を放ち、W杯期間中はGK川島、DF長友のベテランと一緒に森保監督やJFA技術委員会の反町委員長と何度もミーティングを行うなどW杯16強入りを支えた。続投する森保監督は、吉田を『どのタイミングで代表から外す決断を下すか』という問題に悩まされる」

 難問である──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」