【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔
2026年北中米W杯(カナダ、アメリカ、メキシコによる3カ国共同開催)1次リーグF組の初戦の相手がオランダ(世界ランク7位)に決まると「14年ブラジルW杯の3位決定戦で地元ブラジルを3-0で圧倒したが、16年欧州選手権と18年ロシアW杯は予選敗退で本大会出場を逃した。オランダは地盤沈下している」とメディアで報じられた。
まるで日本(同19位)が格上のようだが、「今のオランダ代表は低迷期を脱してタレントが勢揃いしている強力なチームです」と、元ワールドサッカーグラフィック編集長でDAZNのフランスリーグの解説を務める中山淳氏がこう続ける。
「まずは主将でDFラインを統率する英プレミアの強豪リバプール所属のCBファンダイク(34)の存在が大きい。身長195センチ・体重92キロの恵まれたフィジカルを利して対人と空中戦の強さが際立っており、精度の高いミドル、ロングパスで局面を打開するフィードボールの精度も高い。足元の技術もあり、近代フットボールのCBに必要とされる要素をすべて持ち合わせている。個性豊かなチームメートを統率するキャプテンシーも兼ね備え、日本代表にとって大きな“壁”です」
15年10月に初めて代表に招集されたベテランのファンダイクとコンビを組むのは、ブライトン所属のCBファンヘッケ(25)、マンチェスターUでプレーするCBデリフト(26)のプレミア勢。注目は右SBのイタリア・セリエAの名門インテルで攻守にわたって躍動しているDFダンフリス(29)である。


















