WBC辞退の誠也は「頭脳」で侍Jにひと役!ライバル国投手の配球データをリモートで伝授

公開日: 更新日:

 左脇腹を痛めてWBC出場を辞退したカブス・鈴木誠也(28)が侍ジャパンを遠隔でサポートするという。

 キャンプ地アリゾナ州メサの球団施設で治療を続けている鈴木に関して、ジェド・ホイヤーGMは「ケガの度合いからいって開幕(日本時間31日ブルワーズ戦)は微妙だが、我々が気にかけているのは彼を100%健康な状態に戻すことだけ」と、復帰の期限を定めないと明かした。

【写真】この記事の関連写真を見る(17枚)

 脇腹を痛めた場合、実戦復帰まで1カ月以上を要するのが一般的で、鈴木は当面、患部のケアに努めることになる。メジャー2年目は開幕から負傷者リスト(IL)入りし、チームの戦力にならないが、侍ジャパンにはアナリストとして一役買いそうだ。

 鈴木は昨年の渡米以来、各球団の主力投手の研究に時間を費やしてきた。これまで日本人打者の多くがメジャー投手特有のツーシームに苦戦してきただけに、昨季は試合前後にビデオルームにこもるのは珍しくなかった。相手の投球映像を脳裏に焼き付けるだけでなく、投手ごとに球種や癖などをまとめたノートを作成。昨季、左手薬指の捻挫で戦列を離れている間も研究を怠らず、ライバル球団の主力投手の配球などは全て頭に叩き込んだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」