2013年賞金女王はイップスに苦しみ5年後に事実上引退…今季国内初戦の西郷真央は大丈夫?

公開日: 更新日:

・FWキープ=56ホール中34ホール
・パーオン=72ホール中42ホール
・サンドセーブ=7ホール中1ホール
・平均パット数=31.5

 第一打をフェアウエーに置けず、グリーンを狙っても乗らない。バンカーショットもピンに寄らずパーが取れない。ドライバーだけでなく、アイアンもショートゲームも悪かった。

「本来のゴルフをする自信がなかったから、ディフェンディングチャンピオンで注目される国内開幕戦ではなく、予選落ちがない同週の海外試合を選択したのではないか」との声もあったが、冒頭の関係者はこう語る。

「西郷はまだまだ伸びるし、将来は海外でも活躍できる器ですが、オフの間に修正できなかったのはスイングの問題ではないかもしれません。もしもイップスならやっかいです。イップスの兆候が出ても、自分ではイップスになったとは認めたくない。やがて思うようなスイングやパットができなくなっても誰にも相談できず、症状は悪化していく。2013年に23歳で賞金女王になった森田理香子はアプローチのイップスに苦しみ、いつも不安を抱えながらプレーしていた。やがてショットも悪くなり、3年後にはシード権を失い、18年には事実上の引退となった。西郷も森田と同じく生真面目な性格でゴルフのことを深く考えるタイプ。師匠のジャンボ(尾崎)さんはそこを高く買っているわけですが、イップスは心や脳の問題と言われており、特効薬はない。国内初戦でも大きくスコアを崩して予選落ちするようなら、早いうちに専門家に相談した方がいいと思う」

 イップスでないことを祈るファンは少なくない──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性