阪神首位に再浮上でも「まだ7月やんか」 岡田監督の余裕を不気味がるライバル球団

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 チームが以前から抱える脆さも把握しているのだろう。前任の矢野監督時代は4年連続でAクラス入りを果たしたが、21年は開幕ダッシュに成功しながらヤクルトに逆転優勝を許した。昨季は開幕から最大借金16を抱えて低迷した。調子の波が大きく、勝っているときはイケイケでも、いったんタガが外れるとズルズルと負けが込む傾向がある。ライバル球団の首脳陣が言う。

「矢野監督時代は勝ち負けに一喜一憂するチームだった。守備のミスなどから崩れる脆さがあった。今季は昨季と戦力に大きな差はないが、岡田監督は『絶対勝つ必要はない。別に負けてもええやんか』と話したことがあるように、ベンチでドッシリ構えているので隙がない。不気味ですよ」

 30日に広島との首位攻防戦の勝ち越しを決めたのも、余裕を失わない岡田監督のなせる業ではないか。

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