巨人が甲子園連敗を6で止めるも「内弁慶」はっきり…今季の敵地が“鬼門”だらけのナゼ

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 巨人が苦手・甲子園でやっと勝った。

 27日の阪神戦、甲子園で6連敗中だった巨人は、五回に打者一巡の猛攻で一挙6得点。エースの戸郷は7回120球を投げ、9安打5失点ながら、味方の大量援護に守られ、リーグトップタイの9勝目(2敗)を挙げた。巨人が甲子園7連敗なら、1979年以来、44年ぶりとなるところだった。

 それでも阪神には4勝9敗1分けと分が悪い。甲子園で勝ったのは、戸郷が勝利投手になった4月26日以来で2勝6敗となった。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「まず考えられるのは、巨人を敵視する関西の阪神ファンがつくり出す異様な雰囲気にのまれること。これは毎年のこととはいえ、岡田監督が就任した今年は例年以上の盛り上がりです。メジャー仕様で硬いとされる東京ドームとは正反対の甲子園の比較的軟らかいマウンドに適応できていないこともあるでしょう。経験の浅い若い投手が多いですから。冷房が効いている快適な本拠地に慣れている選手としては、屋外球場の暑さもきつい。それと今年の両チームは、投手力や監督の采配など違いが多く見られることです」

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