甲子園球場「銀傘拡張構想」ようやく発表…水面下で行われていた阪神電鉄vs高野連の綱引き

公開日: 更新日:

 必ずしももろ手を挙げて……というわけではないのかもしれない。

 甲子園球場を保有する阪神電鉄が28日、球場の内野席上にある銀傘を一、三塁のアルプス席まで拡張する構想を発表した件である。

 この構想は6月末、スポーツ報知がスッパ抜いて明らかになった。

■予算も着工日も未定?

 かねてプランとしてはあったものの、「相当な投資」(谷本阪神電鉄取締役)と言うように、100億円以上とされるバカ高い工事費が必要という。しかも着工は早くても大阪万博が行われる2025年以降。予算も着工日も決まっていない話がオモテに出たことで、阪神はもちろん、親会社の阪急阪神ホールディングス内もテンヤワンヤになったという。

 スポーツ紙の特ダネが張り子状態の銀傘拡張構想の発表を前倒しさせたことは想像に難くないが、関西の経済記者は、「甲子園は来年開場100周年を迎える。詳細を詰めた上で来年発表する手もあったが、早い段階での構想発表を望んでいたのが春夏甲子園を主催する高野連なのです」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景