阪神首位に再浮上でも「まだ7月やんか」 岡田監督の余裕を不気味がるライバル球団

公開日: 更新日:

「まだ7月。慌てる必要はない」

 阪神岡田彰布監督(65)は去る28日、広島3連戦の初戦を制して首位に再浮上したものの、ニベもなくこう言った。

 その日、六回の好機で投手の村上頌樹(25)に代打を送らなかったことについても「代打陣には説明しといたよ。『9月やったら(村上に)代打、行っとったよ』と、『7月やから行かんかった』」と説明した。

 開幕からの快進撃で交流戦開始前には2位に6ゲーム差をつけたものの、交流戦以降はジワジワと後退。一時的に広島に首位の座を奪われた。焦りが生じても不思議ではないが、開幕前からの「勝負は夏場以降」という考えがブレることはない。

 前任時の2008年に巨人に最大13ゲーム差をつけながら、夏場に息切れ。逆転優勝を許したトラウマがある。その一方で、優勝した05年は8月終了時で2位中日と0.5ゲーム差の僅差ながら、9月に一気に突き放し、10ゲームの大差を付けて優勝した。球団史上唯一の日本一を達成した85年も夏場まで巨人、広島と激しい首位争いを繰り広げ、9月に一気に突き放した。球団OBは「今季は05年、85年の戦いをイメージしているのではないか」という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  2. 2

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    今年のロッテは期待大!“自己チュー” 佐々木朗希が去って《ようやくチームがひとつに》の声

  5. 5

    小笠原慎之助ナショナルズ入り!水面下で激化していた争奪戦の舞台裏…プロ野球でタイトル無縁でも大人気のワケ

  1. 6

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

  2. 7

    若手の芽を摘む? 巨人・田中将大の活躍次第で崩れ去る「阿部構想」

  3. 8

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  2. 2

    小島瑠璃子の夫が急死…一体何が? 夫の事業は順調とは言い難く、高級マンションから何度も転居

  3. 3

    「文春訂正」でフジテレビ大はしゃぎも…今田耕司、山里亮太、カンニング竹山ら“擁護”芸能人の行きつく先

  4. 4

    極秘結婚の小島瑠璃子 略奪愛は打ち消されるも…思い出される「付き合う前にいたす」発言

  5. 5

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  1. 6

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7

    “ケンちゃんシリーズ”宮脇康之さん「5回死にかけた」現在と「ジャニー喜多川さんの性加害の被害に…」の過去

  3. 8

    元フジテレビ長谷川豊氏 “お台場のガーシー”編成幹部を告発で…復帰目前の松本人志がトバッチリ

  4. 9

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  5. 10

    N国党党首・立花孝志の保身と押し付け…反発した者には常軌を逸する卑劣攻撃