エンゼルスが主砲トラウト放出なら大谷翔平のFA移籍加速…ヒリヒリ9月どころか長期低迷へ

公開日: 更新日:

 エンゼルス打線を牽引してきた「トラウタニ」が、ついに解体か。

 米全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は日本時間11日、大谷翔平(29)と並ぶ長距離砲のマイク・トラウト外野手(32)が、今オフにもトレードで放出される可能性があると報じた。

 同記者は「トラウトに移籍の意向があれば、エンゼルスはトレードに応じる意向を示した。トレード拒否権を持っているが、フロントオフィス、オーナーシップと球団の方向性について個人的に話したいと明かしていた」と、シーズン終了後にトレードに向けた会談が行われるとの見通しを示した。

 長らくエ軍の主砲を務めてきたトラウトは2019年3月に当時のメジャー史上最高額となる12年総額4億3000万ドル(約479億円=当時)で契約。同年に3度目のア・リーグMVPを受賞したが、21年以降は度重なる故障に苦しみ、成績も低迷。今年7月には骨折した左手有鉤骨を手術し、8月に復帰したものの、患部の痛みを訴えて再度、離脱。今季のシャットダウンが決定した。今季は82試合の出場にとどまり、打率.263、18本塁打、44打点に終わった。

 全盛期と比べて力の衰えは明らかなうえに、契約は30年まで。残りの年俸は来季以降の7年間で約365億円にも上る。そんな中、トラウトの放出話が浮上した。エ軍としては年俸総額を削減することで、今オフFAになり、10年総額700億円規模の争奪戦が見込まれる大谷との再契約資金を確保したいのは明らか。ましてエンゼルスは7年総額約360億円の大型契約を結ぶレンドンがいる。トラウト、レンドンという高給取りを抱えたまま、大谷と長期契約する余裕はエンゼルスにはないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも