右肘靭帯損傷の大谷翔平に朗報!「ハイブリッド手術なら半年で投手復帰可能」と名医が太鼓判

公開日: 更新日:

「仮に大谷選手が手術をする選択をした場合、7割以上の確率で投手としてメジャーのマウンドに戻れると考えられます」

 こう話すのは京都府立医科大学整形外科の木田圭重医師だ。

 右肘靭帯を損傷した大谷翔平(29)が受けるといわれる「ハイブリッド手術」に関してである。

 米ウェブメディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は日本時間6日、米球界の複数の医療関係者の話として「(大谷は)靭帯を修復するトミー・ジョン手術と人工靭帯を含めた比較的、新しいハイブリッド手術を受けるだろう」と報じた。

「ハイブリッド手術」とは日本では聞き慣れないものだが「米国ではプロ野球選手にも100例以上実施されています」と木田医師がこう続ける。「移植した靭帯の上に強度のある人工靭帯で補強するものです(イラスト参照)。手首などの他の箇所から移植した靭帯は成熟過程で一度弱くなり、強度が回復するのに約半年を要しますが、人工靭帯の強度は一定しているため、リハビリ期間が通常のトミー・ジョン手術(12~16か月)と比べて短縮できます。大谷選手の代理人が話していましたが、今回は前回(2018年)とは違う箇所を損傷したそうなので、CTやMRI、エコーなどで、前回の手術時に腱を結合する際、骨にあけた穴や骨の状態を入念に確認し、問題がなければ手術は可能です。復帰までの期間が短いため、ベテランや契約年数に限りがある投手や社会人選手などに適した手術といえるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に