パ3連覇オリが隠し持つ「二軍の抑え」 育成3位ルーキー入山海斗の潜在能力を他球団もう警戒

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 20日にリーグ3連覇を決めたオリックス。「ドラフトと育成」の方針の下、補強に頼らないチームづくりが功を奏している。

 今季も2020年ドラ1の山下舜平大(21)が一軍デビューするや、9勝3敗、防御率1.61と大活躍。さらに17年育成2位の東晃平(23)も、開幕直後は救援だったものの、二軍調整を経て先発として覚醒。7月末に一軍合流を果たし、6勝0敗、防御率1.71の快進撃である。

 そんな中、「来季は一軍で活躍する」と他球団に警戒されている投手がいる。育成3位のルーキー、入山海斗(23=東北福祉大)だ。もっかファームで40試合に登板し、4勝3敗13セーブ。二軍の抑えとして、一軍昇格に向けて腕をぶしている。

「177センチ、78キロと大柄ではないが、コンスタントに150キロ台の直球を投げる剛腕です。バックネットにぶち当てる大暴投をしたり、突如制球を崩して四球を連発することもあるが、低めの直球が決まる時はズバズバ決まる。とにかく打者も的を絞りにくいようで、1イニングで3四球して無失点、なんてこともあった。もう少し、直球の精度や変化球のキレを磨けば、十分一軍の戦力になる」(球団OB)

 浜の真砂は尽きるとも、オリックスの若手が尽きる心配はなさそうだ。

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