大谷翔平サイドの決断遅れと“隠密交渉”徹底の波紋…「移籍市場の停滞招いた」と批判の声

公開日: 更新日:

 他の選手の代理人も頭を抱えており、敏腕エージェントのスコット・ボラス氏は「特にショウヘイのような選手はFA市場に影響を及ばす」と言えば、今永昇太(30=DeNAからポスティング)の代理人を務めるオクタゴン社の長谷川嘉宣氏も「大谷選手は(影響力の)大きな選手なので、そこに集中せざるを得ないチームもある。(大谷の移籍先が)決まらないと、動きが読めない」と口を揃えた。

 大谷の移籍先として有力視された球団のGMからも同様の声が聞かれ、メッツのスターンズ編成本部長は「市場のトップにいる選手に動きがないことが、契約が増えない要因の一つ」と、しびれを切らしたように話した。

 選手や球団に対して厳しい論評で知られるニューヨーク・ポスト紙(電子版)は6日、「彼(大谷)はNBAのレブロン・ジェームズ、NFLのパトリック・マホームズのような存在だが、(隠密交渉で)競技以外では球界の盛り上げに貢献しようとしない」とくさした。

■FAの目玉なのに「徹底したやり方は異例」


 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず