佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

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 周囲が納得するような成績を残せば今季終了後、ポスティングによるメジャー挑戦が認められるというのだ。

 問題は25歳ルールだ。メジャーが25歳未満の選手との契約に使える金額は年間500万ドル程度に制限され、マイナー契約からのスタートになる。このオフ、ポスティングシステムでドジャースに移籍した山本由伸(25)の場合、オリックスへの譲渡金は70億円以上になる見込み。佐々木の潜在能力は山本以上と言われるものの、マイナー契約のため譲渡金は制限される。ロッテのメリットはあまりにも少ないが、

「ロッテは本社サイドも含めて25歳ルールによって譲渡金が安くなることについては、まったく問題視していないといいます。山本の譲渡金を聞くともったいない気もしますが、朗希が抜けることで金銭面のダメージが生じるならともかく、あくまでも臨時収入との受け止め方。活躍した選手のメジャー挑戦を後押しするという球団のスタンスは、譲渡金の多寡にかかわらず変わらないようです」(同)。

 佐々木の25歳前のメジャー移籍について、松本球団本部長が「こればかりは分からないです」と否定しなかったのは、25歳ルールがネックにならないからだという。

 かくして佐々木が今年中にメジャー移籍する可能性はグンと膨らんだようなのだ。

 ◇ ◇ ◇ ◇

関連記事【前編を読む】…では、メジャー挑戦を訴え強硬姿勢を取っていた佐々木が一転、契約合意に至った舞台裏を詳しくに報じている。

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