21歳なのに“外出許可制”…大谷が語っていた「プライベートな欲求」「目標」「車」

公開日: 更新日:

「もともとカーショー選手が好きだったんです」

「乱されるのも嫌いですし、そこまでして好きなものを食べたいなとも思いませんし。そういう感じで食事はしていませんので。あまり、そういう欲みたいなものも出てこないのかなと思います」

──寮でメジャー中継は見ない?

「見ますよ。流れていたりすれば、よく。朝、ちょうど起きて、やっていたりするので。(球場の)ロッカーでも映っていたりしますし」

──このピッチャーがいい投げ方をしているとか、自分でこの投げ方は理想だなと思うことはありませんか?

「そうですね……どうだろう……左右、違うんですけど、僕、もともとカーショー選手(サイ・ヤング賞を3回受賞したドジャースの左腕)が好きだったんです。独特ですけど、理にかなった投げ方なので。すごくいいなと。もちろんダルビッシュさんとか田中将大さんの方が多く映っているので、見る機会は多いかなと思います」

──カーショーのどのへんが理にかなっていると。

「左に珍しいオーバーハンドなので。どちらかといえばスリークオーター気味に投げるピッチャーが多い中で、左であそこまで上から思い切りたたくピッチャーもあまりいないですし。すごく軌道が読みづらそうだなとは思いながら見ています」

──投手をやっていて、野手をやっているがゆえにローテの間隔があいたり、他のピッチャーのローテがずれたりとか、そういうことについて思うことはありませんか。

「僕の打者によってローテがずれるということはないので。ピッチャーとして自分のローテーションで回っていて、その中の4試合ですか。僕の調子にもよりますけど、監督が使いたいなと思うときに代打とかスタメンDHで使ってもらっている感覚です。基本的には中6日で回りながら、野手で出ていくという感じでやっていましたし。去年は足の調子が悪かったりとか、最初の方は中7日とかになったりしていましたけど、そんなにローテ自体はずれていなかったかなと思います」

─最後に今年の目標を聞かせてください。

「これというのはありませんけど、積み重ねていって(投打)どちらもキャリアハイでいければ、見えてくるものがあるんじゃないかと。これと決めると、そこまでくらいしかいかないとも思いますし。ピッチャーなら去年、バッターなら一昨年の数字を確実に超えるということだけを考えて頑張れればいいかなと思っています」

  ◇  ◇  ◇

 この翌年は、メジャー挑戦を目前とした大谷に「自身の価値」などについて赤裸々に語ってもらった。いったい当時の大谷は自身のことをどう評価していたのか。

●関連記事【もっと読む=特別再掲 大谷翔平インタビュー⑤】…も要チェックだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」