日本ハム快進撃も「心配なのはベンチだけ」の声…新庄監督のハンドリングが良いわけじゃない?

公開日: 更新日:

 過去2年はいずれも最下位、貯金すらなかった日本ハムが好調だ。

 21日は加藤貴之(31)がロッテ打線を完封。前日の北山亘基(25)に続く2試合連続完封は、1995年7月のグロスと西崎が達成して以来29年ぶり。

 これで引き分けを挟み4連勝で貯金3、首位ソフトバンクに1ゲーム差の2位と気を吐いている。

 しかも対ソフトバンク戦は2勝1敗1分け、対ロッテ戦は5勝1敗。昨年の上位球団に勝ち越しているのだから、単なる偶然とは思えない。

 といって、数字そのものが優れているわけではない。チームの打率.221、防御率2.74、総得点51はいずれもリーグ5位。総失点は57と総得点を上回っている。

 ただし、今年の日本ハムは勝負強い。ここまで1点差試合は4。そのすべてをモノにしているのだ。「大勝、競り負けが多いのは弱いチームの典型」と言われるが、いまの日本ハムは逆。僅差の試合をことごとく拾っている。

「メジャー通算108本塁打のレイエス(28)はここまで打率.140、2本塁打、3打点。新外国人が当たったわけでも、新庄監督のハンドリングがいいわけでもない。球団内からは“心配なのはベンチ”なんて声も聞こえてきますからね。投手がここぞの場面で踏ん張り、野手はここぞの場面で結果を出しているのが大きいと思う」とは、ある球団OBだ。

  ◇  ◇  ◇

 各社の選手名鑑では「独身」となっているレイエスだが、球団OBから「複数人の子供がいる」という話が聞こえてくる。これについてついて報じている、●関連記事【レイエスを知る】…も要チェックだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層