巨人・阿部監督が温める「秘密兵器」 大勢&中川の一軍復帰で投手陣大シャッフルが始まる

公開日: 更新日:

 巨人のチーム防御率は2.43でリーグ3位で先発2.50、救援2.30。ベテラン菅野に疲れが見え始めるなど、先発陣がやや調子を落としている。そこで阿部監督が温めているのが、ドラフト1位ルーキーで現在はセットアッパーを務める「西舘勇陽(22)の先発再挑戦です」とさるチーム関係者がこう言う。

「昨秋のドラフト後、阿部監督は『大学3年以降はずっと先発で投げてきたので、まずはそこの力量を見てみたい』と言った。春のキャンプ前にも『西舘にはやっぱり先発で勝負して欲しい。将来エースになって欲しいから』とローテ争いをさせた。結局、先発6人に入れず、開幕後は中継ぎへ回ったが、大勢と中川の2人が一軍に戻ってくれば、救援陣の層は厚くなる。へばってきた先発に西舘を回すことも可能になります」

 阿部監督は「秋が勝負」と言う。「大勢、中川が無事に一軍に合流できれば」という条件付きながら、後半戦はこのドラ1ルーキーが秘密兵器になるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな巨人だが、「パ・リーグと対戦する交流戦に入って巨人の編成担当者の動きが慌ただしくなってきた。交流戦明けにパ球団とのトレードを画策しているともっぱらです」とは、球界関係者。巨人はどの選手を狙っているのか。逆に、トレードの「タマ」として他球団から大人気の選手は誰なのか。

●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差