大谷「60本塁打」に現実味!打者専念の割りに本数イマイチも過去3季と“決定的に違う”こと

公開日: 更新日:

 6月は12本塁打、24打点の荒稼ぎで、ナ・リーグ月間MVPの有力候補に挙げられている大谷翔平(29=ドジャース)。

 26本塁打は2位のオスナ(ブレーブス)に5本差をつけて早くも独走態勢。手術明けの今季は打者専念のせいか、それとも地区首位を独走するドジャースでプレーしているせいか、やたらと打ちまくっている印象があるものの、本塁打のペースは過去3年と比べて必ずしも上がっているわけではない。

 21年は6月終了時点で28本塁打(最終的に46本塁打)、タイトルを獲得した23年は30本塁打(同44本塁打)。打者専念の割りには、むしろ少ないのだ。

 85試合を消化して26本塁打は、162試合だと49本ペース。しかし、今年はそれを上回る本塁打が期待できる。

 過去6年間の月別本塁打数をみると、多い方から順に6月の55本、5月の34本、7月の31本、3、4月の30本、8月の28本、9、10月の19本と続く。シーズン後半に数字がガクンと落ちるのは、投手との二刀流の負担が大きいからだ。本人は昨年末のNHKのインタビューで「だいたい疲れがたまるのは、どのシーズンでもそのくらい(折り返しの時期)とは思う。そこで休みとか休息をはさんで、多少、慣れる時期が夏場ちょっとあって、また最後ちょっと疲労がボンってくるイメージ」と話している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?