大谷が改善できない「勝負弱さ」…三冠王狙えても「得点圏打率.235」はリーグ51位

公開日: 更新日:

 大谷翔平(29=ドジャース)の得点圏に走者を置いたときの勝負弱さが話題になったのは4月下旬のこと。当時は得点圏打率が1割に満たなかったため、ロバーツ監督はこう言っていた。

「彼は得点圏の打席でいつも以上に攻撃的だと思うので、落ち着かないといけない」

 ただでさえ早打ちの大谷が、チャンスではより積極的になるため、ボール球にも手を出してしまう。それだけにボールの見極めをしっかりやるべきだというアドバイスだった。

 日本時間6月17日にベッツ(31)が死球を食らって左手を骨折。それ以降、打順が2番から1番に繰り上がり、ボールの見極めが改善されると同時に、打撃の調子もうなぎ上り。

 3日のダイヤモンドバックス戦では2位のオズナ(ブレーブス)に6本差となるリーグトップの27号本塁打を放つなど、ここ14試合で10本塁打。打率.320も同1位。64打点は首位のボーム(フィリーズ)に4差の3位につけている。

 三冠王も十分、射程圏の大谷だが、しかし、勝負弱さは相変わらず。得点圏打率.235はリーグ51位。打ちまくっているものの、チャンスに限れば並の打者になってしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性