巨人・坂本勇人に「戻るポジションがない」…10日から二軍実戦復帰も“代打要員”に現実味

公開日: 更新日:

 首位広島とゲーム差なしの2位に浮上した巨人。打線を牽引しているのが「5番・一塁」の大城卓三(31)だ。

 7日のヤクルト戦は初回に右中間へ2ランを放ち、先発・菅野に強力な援護点をプレゼントした。5番に入っている交流戦明けの12試合は、打率.444。7月は同.529と打ちまくり、4連勝のチームを波に乗せている。

 昨季までは不動の正捕手だったが、リード面に悩んだ今季は、マスクをかぶる機会が激減。現在は一塁での出場が続く。葛藤はあるだろうが、神経を使う扇の要から解放され、打つことに専念できることで、持ち味の打撃が復活した格好だ。

 そんな中、二軍調整中の坂本勇人(35)が10日からの二軍戦で復帰する。さる巨人OBがこう言う。

「坂本が試合に出るのはいいニュースだが、一軍は岡本が三塁に回っているから、坂本が戻るポジションはない。原前監督なら、さらに岡本を左翼へ回し、大城、坂本の3人を同時に使ったかもしれない。阿部監督は基本的に4番・岡本のポジションをたらい回しにすることを良しとしない。一塁からゴールデングラブ賞歴のある三塁には回したが、そこから本職でない左翼へ持っていくことはないともっぱら。坂本にいつまでも二軍で油を売られても若手の出番が減ってしまう。大城の打撃の調子が落ちてくるまで、坂本は一軍で代打要員として待機するしかないでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも