競泳400m個人メドレーで松下知之が銀!「史上最弱」「メダル0」の下馬評覆した貪欲な探求心

公開日: 更新日:

 お家芸種目の新鋭が表彰台に立った。

 パリ五輪競泳男子400メートル個人メドレーの松下知之(18)が4分8秒62で銀メダル。レース序盤は出遅れながら、得意とする最後の自由形で追い上げ、持ち前の粘りを発揮した。

 競泳は日本代表首脳陣同士の確執から、代表選手達の反発を招いたことで強化もままならなかった。「メダル0」と予想する関係者も少なくなかったが、大会前の下馬評を覆して競泳陣メダル第1号となった。

 表彰式を終えた松下は「ここまでで辛いこともあったけど、頑張って良かった。(世界を代表するスイマーとの決勝レースに)雰囲気を楽しむだけで夢中になって泳いだ。最高の思い出になりました」と満面の笑みを見せた。

 来月1日に19回目の誕生日を迎える松下は東洋大国際観光学部の1年生。同じ栃木出身で大学の先輩でもある2016年リオ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介を目標にしてきた。幼少の頃から貪欲な探求心で萩野の泳ぎを何度も映像でチェックし参考にしてきたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも