巨人・西舘「次世代エース育成構想」は大勢次第…守護神までコケたら先発転向もパァ

公開日: 更新日:

 巨人阿部慎之助監督(45)が「勝負の秋」に向け、「秘密兵器」を投入するプランを温めている。

 二軍で再調整中のドラフト1位ルーキー西舘勇陽(22)を「すぐではないけど、どこかで先発させる」と後半戦で先発起用する方針を明かしているのだ。

 西舘は開幕から中継ぎとして勝ちパターンの一角を担い、19ホールド、1セーブを挙げていたが、6月30日に登録を抹消された。阿部監督には「次世代のローテーション、エースになって欲しい」という数年先を見据えた構想がある。一軍のリリーフ陣が整備されてきたこともあり、配置転換の決断を下したということだ。

 しかし、30日の阪神戦で2番手として登板した中川皓太(30)が、大山に3ランを被弾。不安を残す内容で今季の防御率は7.94となった。

 一方、守護神の大勢(25)は6月30日に再昇格して以来1失点。防御率も1.31と現時点では盤石である。さる巨人OBがこう言う。

「軸足の左膝を故障して4月に抹消された中川、右肩を痛めてGW中に抹消された大勢は、ほぼ同時期に二軍生活を送っていて、同じ日に一軍に上がってきた。これまでほぼ完璧の大勢と調整が遅れている感がある中川は対照的。ただ、2人は見切り発車で一軍に上がっている。特に抑えの大勢のコンディションには、首脳陣も細心の注意を払っているようです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  1. 6

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    メジャー挑戦組出場の追い風になるのか? 巨人岡本は「絶対に出たい。ただ…」

  4. 9

    阿部巨人かつての盟友・李承燁氏に打撃コーチ緊急打診の深層…来季首脳陣発表後にナゼ?

  5. 10

    星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ