森保ジャパンは三笘薫の穴を埋められるのか…〈なぜ吉田麻也?〉波紋広げた壮行試合で見えた課題と収穫

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 北中米W杯(6月11日開幕)を間近に控える森保ジャパン(FIFA世界ランキング18位)は5月31日、東京・国立競技場でアイスランド代表(同75位)と対戦した。

 本大会の前に「壮行試合」を開催するのは、ザッケローニ監督体制で行った2014年のキプロス戦以来12年ぶり。チームの仕上がり具合、選手のコンディションを実戦を通して確認する大事な試合であるのは、改めて言うまでもないが……。

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 前回のカタールW杯で代表引退を表明していた37歳DF吉田麻也(LAギャラクシー/MLS)が、3年半ぶりに電撃復帰して先発。「12分15秒」までプレーしてピッチを離れる際には、試合を中断して両チームの選手が花道をつくって送り出した。まるで引退興行試合の様相を呈し、SNS上では、

<やっぱ吉田麻也出す意味までは分からんな。誰か教えてくれ。ワールドカップ優勝するためになぜ必要なのかを>

<なぜこの試合で吉田麻也が必要なのか教えてほしい>

 などと、疑問の声が少なくなかったが、試合自体は森保ジャパンの懸案事項をチェックするのに格好の舞台となった。

 まずは攻撃の絶対的な戦力として期待されていた英プレミア・ブライトンFW三笘薫(29)の抜けた穴をイナズマFW伊東純也(33=ゲンク/ベルギー)が埋めることができるか、である。

 この日の先発攻撃陣は1トップにFW上田綺世(27=フェイエノールト/オランダ)、その背後に位置する左シャドーに伊東が「三笘の代役として」入り、右シャドーにはFWの久保建英(24=レアル・ソシエダード/スペイン)。左WBのFW中村敬斗(25=スタッド・ランス/フランス)、右WBのFW堂安律(27=フランクフルト/ドイツ)が両ワイドに張ってシャドーと連係しながら攻め入った。

 相手のアイスランドのレベルはお世辞にも高いとは言えず、W杯を控える日本にケガをさせてはいけないという配慮から、球際も緩かった。そんな相手に伊東は決定的なプレーはできなかったが、元ワールドサッカーグラフィック編集長でDAZNの解説でフランスリーグなどを担当している中山淳氏がこう言う。

「代表では右サイドのアタッカーを任せられることの多い伊東ですが、もともと左のWBも左右のシャドーもフランス、ベルギーで経験しているのでどのポジションも高いクオリティーでプレーできる選手です。三笘に代わって左シャドーで先発しましたが、左WBの中村とはスタッド・ランス在籍時代に何度も共闘し、まさに阿吽の呼吸でプレーできる間柄。互いの攻撃意図も知り尽くしており、伊東と中村による<左からの崩し>は森保ジャパンの大きな武器となるはずです」

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