著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

メダルまであと1打…山下美夢有のミスを誘った「五輪の魔物」痛恨だった最終日の9番と16番

公開日: 更新日:

 パリ五輪の女子ゴルフ松山英樹(32)に続き、山下美夢有(23)も優勝を争いましたが、銅メダルに1打届かず4位に終わりました。

 悔やまれるのは首位に3打差で迎えた最終日の9番(パー5)です。第2打はピンまで212ヤード。果敢にピンを狙い、グリーン左横のラフに外します。左足下がりからのアプローチもミスしてグリーン右下へ。4オン3パットのダブルボギーで金メダルが遠のきました。

 それでも後半に盛り返し、2位タイまで浮上。直後の16番(パー3)で、ティーショットをグリーン手前の池に落とし、2つ目のダブルボギーも痛かった。

 山下は9番の2オン狙いについて「最終日に欲が出てしまった」と言いましたが、迷うことなくイーグルやバーディーを狙っての一打を責めることはできません。五輪は4年に1度の開催です。しかも国旗を背負っての戦いは、メジャーとも違う一打の重みを感じながらのプレーを強いられます。最終日の山下の表情からは、見たことがない緊張感が伝わってきました。これが「五輪の魔物」というのかもしれません。

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