大谷はWSで左肩亜脱臼に苦しむも「二刀流復帰」に光明…必ずしもマイナスとは限らないワケ

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 早期治療と急ピッチでのリハビリを強いられそうだが、慌てることはない。大谷同様、肩の亜脱臼から短期間でマウンドに復帰したケースもあるからだ。

 ヤ軍の救援左腕メイザはブルージェイズ時代の22年、スクイズを処理した際、三塁走者と交錯して地面に右肩を強打して負傷。戦線離脱を余儀なくされたが、手術は受けずに患部の治療と肩周辺のインナーマッスルを鍛えるとともに、右肩に負担のかからないフォームを模索してわずか16日間で戦列に復帰した。

 メイザは当時の状況についてトロントの地元メディアに「(復帰に)40日はかかると思っていたけど、幸いにも軽症で、トレーナーや医療スタッフが僕のために頑張ってくれた。左手の使い方など、フォームを見直したことで投球フォームのバランスも良くなり、パフォーマンスが向上した」と明かしている。

 大谷は今オフ、契約する野球トレーニング施設「ドライブライン」で、最新鋭の動作解析システムで得たデータを基に、肘はもちろん左肩に負担のかからない投球フォーム固めに取り組むとみられる。

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