大関琴桜が直面する「相撲あるある」の試練…カド番で1勝2敗、メンタル状態いよいよ心配

公開日: 更新日:

 相撲に勝って取組で負けた──。

 昨11日、大関琴桜(27)が手痛い2敗目を喫した。相手は難敵の阿炎。前半は優勢だったものの、相手のいなしで体勢を崩されたところを押し出された。これで1勝2敗。今場所がカド番の大関にとって、無視できない敗戦である。

「内容は悪くなかった。立ち合いの踏み込みも良かったし、阿炎の突っ張りにも下から手をあてがって対抗。相手の土俵である押し相撲で圧倒しながら、お互いの距離が空いたタイミングで、いなされてしまった」(若手親方)

 初日の若元春戦は動きが硬く、黒星発進。2日目は文句なしの相撲で豪ノ山に完勝し、ようやく波に乗れるかと思いきや、再びつまずいた格好だ。

「内容=結果とならないのは、いわゆる『相撲あるある』。むしろ心配なのは気持ちの部分です。いくら内容が悪かろうが、星がついてくれば徐々に前向きになり、相撲にも積極性が出てくる。その逆もしかり。琴桜はカド番なので、なおさら内容より星が重要。悲観するな、と言う方が無理ですよ」(前出の親方)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝