今夏にも実現? 甲子園に「ビデオ判定」導入の可能性…《審判守るためにも絶対必要》の世論が後押し

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 10日の理事会で来春からのDH制導入が決定した東京六大学リーグ。同時に、きょう12日に開幕する春のリーグ戦から、「ビデオ判定」の導入も承認された。

 リプレー映像で審判のジャッジを検証する「ビデオ判定」が採用されるのは学生野球では初のことになるが、以前から導入を望む声が大きくなっていたのが、高校野球界だった。

「六大学の決定を受け、早ければ今夏の甲子園大会から、高校野球でも『ビデオ判定』が導入される可能性が出てきました」と高野連関係者がこう続ける。

「高野連が今年1月に初会合を開いた『7イニング制等高校野球の諸課題検討会議』でも、ビデオ判定の導入が検討議題に挙がりました。高野連の宝会長は前向きだったものの、それ以前の理事会では『賛否は半々』と発言している。試合時間が長くなることなどの懸念から反対意見が多かったのも事実です。現実問題として、カメラ設備などのハード面から各地方大会での導入は難しい。しかし、テレビ中継される地方大会決勝と甲子園大会はすでにハード面がクリアされている。六大学リーグの今春リーグ戦での運用を見て、問題がなければ今夏から導入する準備は整っています」

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