今夏にも実現? 甲子園に「ビデオ判定」導入の可能性…《審判守るためにも絶対必要》の世論が後押し

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 今春のセンバツ甲子園を制した横浜高の元野球部長、小倉清一郎氏は数年前から日刊ゲンダイのコラムで何度も、

「現場にいると、“疑惑の判定”が実に多い。以前から言い続けているが、甲子園大会と地方大会の決勝だけでもいいから、高野連にはリプレー検証の導入をお願いしたい。すでに導入されているプロ野球でさえ、頻繁に判定の“差し違え”が起きている。アマの審判が間違えるのは恥ずかしいことではない。だからこそ、映像を見て確認して欲しい。今は地方大会の早い段階でも動画が見られる時代。映像に困ることはないはずです。高野連はすぐに動いてほしい」

 と、「ビデオ判定」の導入を訴えてきた。

 頑なだった高野連が軟化し始めたきっかけは、2023年夏の神奈川大会決勝、横浜と慶応の試合だったという。横浜の2点リードで迎えた九回無死一塁で慶応の打者がニゴロ。併殺で横浜の甲子園出場が決定的となるところ、二塁手からの送球を受けた横浜の遊撃手が二塁ベースを踏まずに一塁に送球したと判定されてオールセーフとなり、直後に慶応の逆転3ランが飛び出して慶応が甲子園進出を決めた。

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