今夏にも実現? 甲子園に「ビデオ判定」導入の可能性…《審判守るためにも絶対必要》の世論が後押し

公開日: 更新日:

 今春のセンバツ甲子園を制した横浜高の元野球部長、小倉清一郎氏は数年前から日刊ゲンダイのコラムで何度も、

「現場にいると、“疑惑の判定”が実に多い。以前から言い続けているが、甲子園大会と地方大会の決勝だけでもいいから、高野連にはリプレー検証の導入をお願いしたい。すでに導入されているプロ野球でさえ、頻繁に判定の“差し違え”が起きている。アマの審判が間違えるのは恥ずかしいことではない。だからこそ、映像を見て確認して欲しい。今は地方大会の早い段階でも動画が見られる時代。映像に困ることはないはずです。高野連はすぐに動いてほしい」

 と、「ビデオ判定」の導入を訴えてきた。

 頑なだった高野連が軟化し始めたきっかけは、2023年夏の神奈川大会決勝、横浜と慶応の試合だったという。横浜の2点リードで迎えた九回無死一塁で慶応の打者がニゴロ。併殺で横浜の甲子園出場が決定的となるところ、二塁手からの送球を受けた横浜の遊撃手が二塁ベースを踏まずに一塁に送球したと判定されてオールセーフとなり、直後に慶応の逆転3ランが飛び出して慶応が甲子園進出を決めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  3. 3

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 4

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  5. 5

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  1. 6

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 7

    カブス鈴木誠也に「打点王」がグッと近づく吉報 “目の上のタンコブ”スアレスにア・リーグへのトレード情報

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

  5. 10

    さや氏「略奪婚は人の道に反する」と否定もネットでは“今井絵理子枠”確定の皮肉…胸元露わな妖艶スタイルも