佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

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地元局の解説者は皮肉タップリ

 これまでの投げ方では制球がままならないこともあるだろう。

 前出のスカウトは「テイクバック時に手首が内側に折れ過ぎていると、腕がスムーズに振れない。きょうは腕の振りがスムーズだった」とも言う。

 佐々木はロッテ時代から「テイクバック時に手首が内側に折れる」フォームだったが、メジャー球を操るうえで支障があるのか、フォームを修正した結果、「腕の振りがスムーズ」に。制球は多少、改善されたようなのだ。

 この日の佐々木が自軍の好守に助けられたのも事実だ。

 三回2死満塁のピンチでは、あわや本塁打の大飛球を中堅手のパヘスがフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。直前の1死満塁では鈴木誠也の中堅に抜けそうなライナーを、二塁ベースの真後ろを守っていたエドマンが捕球した。

 地元局「スポーツネットLA」の解説者は皮肉タップリにこう言った。

「佐々木は自分でピンチを招くが、いつもマジシャンのように脱してしまう。東京のデビュー戦も、前回のフィリーズ戦も、この日もそうだった」

 真価が問われるのはこれからだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな佐々木に対し、権藤博氏は日刊ゲンダイ連載コラムの中で「せめてあと1年、吉井監督の下で準備期間を過ごせなかったのか」「メジャーはそんなに甘くない」とバッサリやっている。いったいなぜか。はたして権藤氏はどのような視点で佐々木を見ているのか。

●関連記事【権藤博の「奔放主義」】…では、それらについて詳しく報じている。

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