阪神・佐藤輝明いよいよ覚醒か…OB明かす「自信つけた一打」と「打席の変化」

公開日: 更新日:

 またバックスクリーン左に運んだ。

 阪神佐藤輝明(25)が25日の巨人戦で赤星のフォークをとらえ、リーグ単独トップとなる8号3ラン。チームの5連勝、首位浮上に貢献した。

 20日の広島戦の2本塁打同様、バックスクリーン左に運び、「力まずに軽く振ろうという気持ちでいけているのが結果に繋がっていると思う」と頷いた。

 そんなサトテルが今年、自信をつけた一打があるという。

「開幕直前のドジャースとのオープン戦で、サイ・ヤング賞を2度獲得した左腕スネルから本塁打を打ったことです」と、コーチ経験のある球団OBがこう続ける。

「苦手だった高めの152キロ直球を詰まりながらも右翼席へ3ラン。本人も『ちょっと信じられない』としつつ、『速い球に対応できて、すごく自信になる』と手応えを掴んだ。メジャーの投手の速いテンポに合わせつつ、コンパクトなスイングでスタンドまで運んだ技ありの一打でしたからね。

 かねてメジャー挑戦の意向があるサトテルにとって、スネルのような大物から打てたことで、昨季よりも自信を持って打席に臨んでいるように映る。以前は打席での悪い結果を守備に就いている時も引きずっていたが、1打席ごとに気持ちを切り替えて臨んでいることも大きいと思う。まだ、ノー感じの三振をするなど、粗っぽさもありますけど、いよいよ開眼しつつあるといっていいのではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲