ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

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ロッテ時代から首脳陣の助言も完全納得まで聞こうとせず

「プライアー投手コーチとの関係も微妙です」と、特派員のひとりがこう言った。

「キャンプや開幕当初はブルペンでちょくちょく、佐々木に助言していましたけど、最近はほとんどしていない。黙って見ているケースが多い。佐々木がプライアーコーチの助言を聞かないことが原因ではないかとの声もある。佐々木の登板日になるとプライアーコーチはピリピリしてる。10日の試合では佐々木がKOされた後、押し出し四球の微妙な判定の際、球審に暴言を吐いて退場処分を食らっています」

 佐々木はロッテ時代から頑固で、首脳陣の助言も完全に納得するまで聞こうとしなかった。プロ2年目の石垣島キャンプのブルペンでは山本由伸ソックリのやり投げ投法で周囲を仰天させた。首脳陣が腕の長い佐々木には合わないと元に戻そうとしても、すぐには承知しない。しばらく、やり投げのようなフォームで投げていたが、制球が定まらなくなって、徐々に元の投げ方に戻したくらい。そんな経緯があるだけに、結果が伴わないこともあって、いまの首脳陣との関係がギクシャクしかねないのだ。前出の特派員が言う。

ドジャースは佐々木が成長途上の選手であることは織り込み済み。最初からシーズン通して先発で回れるとは考えていません。ただ、実際の体力や回復力がどの程度のものか、把握する必要があった。けれども今回、中5日で起用、登板後の疲労度などをチェックすることによって、佐々木の体に関するデータは取得できたはず。3A降格は本人のプライドの問題もあって現実的ではないし、佐々木の代わりに先発で計算できる投手がいるかといえば不透明です。なので、とりあえず15日間の負傷者リスト(IL)に入れて調整させる可能性はあると思う」

 肩肘を含めた佐々木の体にはすでに、かなりの負荷がかかっていることは想像に難くない。本人が異常を訴えれば即、訴えなくても大ケガにつながる以前に調整の意味も含めて戦列から離脱しそうな雲行きだ。

  ◇  ◇  ◇

 今回の中5日登板は、佐々木の方から「志願」したというが、そこには「マイナー降格への怯え」が見え隠れしている。いったいどういうことか。佐々木が恐れていることとはーー。

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