徳光正行さん(3)プロ野球選手のゴルフは本当にすごい。巨人の二岡智宏さんなんて…

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ゴルフの「麻薬的要素」とは…(提供写真)

 茨城県の大利根CCで行われた昨年9月の日本女子オープンゴルフ選手権。一応、僕はこの名門コースの平日会員なんで、タダで見に行きました。

 改めてグリーンもフェアウエーも素晴らしいと思いました。もちろん、プレーしていてもとても楽しいコースなんですけど、やっぱりすごく難しい。なかなかいいスコアは出ないのも事実で、正直、気がめいるときも少なくありません。

 男子のツアーも見に行ったことがありますが、女子の方が勉強になりますよね。男子はスーパーマン過ぎちゃって、参考にならない。女子の方はだいたい飛距離も同じくらいですしね。

 自分がプレーするときも、今はフルバックでやらないんで、パー4で320ヤードから380ヤードの間。長くても410ヤードくらいだから、勉強になるんですよね。

 だいたいこの辺に落として、こういうふうにいけばいいんだろうな、みたいな。特に大利根の場合は自分もコースをわかっています。自分のゴルフと比較してみると、女子プロはやっぱりアプローチがうまいですね。

 横峯さくらさんが、4番アイアンで打つところを見ました。「今どき、女子で4番アイアンを使う人がいるんだ、かっこいいなぁ」と思いました。パリ五輪から帰ってきたばかりの山下美夢有選手や沖縄出身の新垣比菜選手も、丁寧なゴルフをしていてステキでした。

 これはある人と話していたんですけど、他のスポーツって、例えば大谷の160キロの球って絶対に打てないし、サッカーでもエムバぺとドリブル合戦して勝てるわけがない。

 ただ、ゴルフだと例えば太平洋C御殿場Cでワールドカップのときにタイガーがパーだったホールで、自分もパーを取れたりする。ここに「麻薬的要素」がある。同じ立場に立てるじゃないですか。それが魅力の一つだと思います。

 でも、プロ野球選手のゴルフは本当にすごいですね。昨年末にジャイアンツの村田善則総合コーチと回りましたが、あの人たちとやると、ちょっときつい。引退したといっても、飛距離がエグい(笑)。結局、日本人で一番フィジカルがしっかりしてるのって、プロ野球選手ですよね。1番人気のスポーツで、トップ・オブ・ザ・トップの人たち。同じジャイアンツのコーチの二岡智宏さんとか内海哲也さんのプレーも見たことがありますが、二岡さんは、 

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