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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

瀬古利彦の師・中村清の没40年に思う昭和のマラソン「キミ、馬も人も同じだよ」

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 5月の連休、チーム中村の拠点だった神宮外苑で5キロと10キロの公認記録を狙う国際大会が開かれた。勝負優先だったロードの記録……アシックス社が開発した超軽量129グラムのシューズでエリア記録が3、ナショナルレコード10が生まれた。ケニアの参入とギア開発で、昭和マラソンは遠ざかった。中村が見たら何と言っただろう。人も車も同じだと言っただろうか……青山の墓はきれいに清掃され、故人が愛したバラの花叢の下に、誰が置いたか防虫スプレーが2缶置かれていた。

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