テニスの団体戦を愛するキング夫人はドジャースの共同オーナー 大谷獲得でも猛プッシュ
「テニスのワールドカップ」と銘打った女子テニスの国別対抗戦、BJK杯ファイナル予選が東京・有明で行われ、日本はルーマニアとカナダを下してファイナル(9月16日~、中国・深圳)進出を決めた。
5年前、フェデレーションカップ(フェド杯)からBJK杯に改名された。ビリー(B)・ジーン(J)・キング(K)はメジャーで単複39勝、世界ツアーのWTAを創設したレジェンドだ。同時に、男子プロとの対決“バトルオブセックス”を制したウーマンリブの旗手に祭り上げられ、日本でも「キング夫人」として親しまれた。いまはドジャースの共同オーナーとして知られているようだ。
男性に交じって野球をやり、女子野球がなかったためテニスを始めたという。弟のランディ・モフィットは通算43勝の元大リーガーだ。野球が好きな理由を聞いたことがある。
「テニスには“次”がある。ゲームの次にセット、ジュースやタイブレーク……テニスにない一発逆転こそ野球の魅力よ」
ド軍の大谷翔平獲得の裏にはこのカリスマ・オーナーの強い推しもあったに違いない。