著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

テニスの団体戦を愛するキング夫人はドジャースの共同オーナー 大谷獲得でも猛プッシュ

公開日: 更新日:

テニスのワールドカップ」と銘打った女子テニスの国別対抗戦、BJK杯ファイナル予選が東京・有明で行われ、日本はルーマニアとカナダを下してファイナル(9月16日~、中国・深圳)進出を決めた。

 5年前、フェデレーションカップ(フェド杯)からBJK杯に改名された。ビリー(B)・ジーン(J)・キング(K)はメジャーで単複39勝、世界ツアーのWTAを創設したレジェンドだ。同時に、男子プロとの対決“バトルオブセックス”を制したウーマンリブの旗手に祭り上げられ、日本でも「キング夫人」として親しまれた。いまはドジャースの共同オーナーとして知られているようだ。

 男性に交じって野球をやり、女子野球がなかったためテニスを始めたという。弟のランディ・モフィットは通算43勝の元大リーガーだ。野球が好きな理由を聞いたことがある。

「テニスには“次”がある。ゲームの次にセット、ジュースやタイブレーク……テニスにない一発逆転こそ野球の魅力よ」

 ド軍の大谷翔平獲得の裏にはこのカリスマ・オーナーの強い推しもあったに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情