森保ジャパンW杯最終予選“消化試合”14人入れ替えも期待外れ…「一部選手と代理人だけ」が大喜びしたワケ
開幕8連勝で3月20日に「世界最速」でW杯本大会出場を決め、2026年北中米アジア最終予選の全日程を終えた森保ジャパン。
最後2試合(5日のオーストラリア戦、10日のインドネシア戦)は消化試合ということもあり、森保監督は3月ラウンドから14選手を一気に入れ替えた。初招集組7人、復帰組7人の中にはW杯最終予選初招集が4人含まれていた。主軸の大半を呼ばずに代表ルーキーや代表歴の浅い選手をW杯最終予選に大量に呼んだのは、異例中の異例といってもいいだろう。
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指揮官は「これまでのコアな選手で戦術の浸透を図ることから、総替え(の選択肢)も含めて特徴があって成長を見込める選手をピックアップ。彼らの突き上げが日本サッカーの層を厚くし、W杯で勝つ可能性をあげてくれることになる」と期待感をにじませていた。
実際、負傷離脱のDF熊坂光希をのぞく初招集組6人と復帰組7人全員に出場機会が与えられ、インドネシア戦では22歳MF三戸舜介、21歳DF鈴木淳之介、MF佐野海舟の実弟である21歳MF佐野航大、18歳FW佐藤龍之介が「代表歴1試合」をカウントした。
代表歴の浅い選手の中では、MF森下龍矢が代表3試合目となるインドネシア戦でチームの4点目を決めるなど代表ルーキー、復帰組たちの奮闘ぶりが目立った。