森保ジャパンW杯最終予選“消化試合”14人入れ替えも期待外れ…「一部選手と代理人だけ」が大喜びしたワケ
代表選手という肩書きのメリット
「もっとも1年後のW杯本大会出場を予感させるような選手は見当たらなかった」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。
「アシストした三戸が三笘薫、中村敬人の攻撃的左サイドに割って入れるか、攻守に奮闘したMF平河悠やゴールを決めたMF森下が右サイドで実績のあるFW伊東純也やFW堂安律を脅かす存在になれるか、DF鈴木がコンディションの戻ったDF冨安建洋、DF伊藤宏樹を主軸の座から追いやれるか、と考えると非常に厳しいと言うしかない。6月ラウンドで改めて分かったことは、コアな選手たちと初代表組、復帰組との大きなレベル差。森保監督の期待通りの結果は得られなかった」
欧米の代表監督が、今回の森保監督のように初代表7人を含むような大量入れ替えをやった場合、アレコレ言われることがある。
「初代表の選手、契約している代理人は大喜びしているでしょうからね。というのも代表選手という肩書きがあれば、箔が付いて移籍金はポンと跳ね上がるし、年俸交渉も有利に運べるようになる。あとスパイクメーカーとの契約金なども年間500万円が2000万円といった具合に大幅アップしますから」とは某サッカー関係者である。
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ところで森保Jと言えば、“ある選手”が話題をさらっている。昨夏、性的暴行容疑で逮捕された佐野海舟が不起訴になったとはいえ、約1年3カ月ぶりに森保ジャパンに復帰したのだ。W杯を見据える森保監督は、なぜ佐野を呼び戻したのか。その胸の内とは。いま、何が起きているのか。
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