大谷翔平が「対戦したくない」と漏らす難攻不落サイ・ヤング賞左腕の正体…対戦成績は打率.111
「全ての球種が一級品のタフな投手」
最速150キロ台後半の直球に4種類の変化球を武器とするスクーバルは被本塁打が極端に少ないことでも知られている。今季も前半戦は9被弾、これは120イニング以上投げた先発投手ではリーグ2位タイの少なさ。しかも、一発を浴びたのは全て右打者で、左打者には皆無。2020年のデビュー以来、のべ505人の左打者と対戦して大谷の同僚フリーマン、レッドソックス・カサスらわずか4人からしか打たれていないのだ。
現時点でスクーバルから本塁打を放った最後の左打者であるフリーマンは、当時の米メディアの取材にスクーバル攻略の糸口についてこう明かしている。
「彼のように全ての球種が一級品のタフな投手は甘く入ってくるのを待つしかない。失投に期待して、少ないチャンスを生かすしかないだろうね」
確かに他の3人もカウントを稼ごうと不用意に投じた甘い直球やスライダーをきっちりと仕留めたものだ。
オールスターの先発の大役を務めるのは最高の栄誉。晴れ舞台では真っ向勝負が繰り広げられるだけに、大谷はスクーバルの失投を確実に捉えるしかない。
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ところでドジャースと言えば、佐々木朗希が8月下旬にも戦線復帰し、先発ローテ入りするという構想が浮上しているが、それが思わぬ“火種”になりかねないという。離脱の原因とされた症状についても、現地では「もう痛くない説」まで飛び交う始末。いったいいま、何が起きているのか。
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