阪神OB激怒「『31』の扱いが軽すぎる!」 掛布雅之氏の背番号を育成出身“投手”が継承の波紋
「さすがに31はマズいでしょ!」
複数の球団OBが怒っている。昨13日に育成から支配下登録された早川太貴(25)の新背番号のことだ。
昨秋の育成ドラフト3位で二軍チームのくふうハヤテから入団。今季は二軍で先発として12試合に登板し、6勝1敗、防御率3.16をマーク。文句なしの昇格と言えるが、背番号が「129」から「31」に変更されたことが大きな波紋を呼んでいるのだ。
さる中堅OBは「早川に罪は全くありませんが……」と、こう話す。
「31といえば、ミスタータイガースである掛布雅之さん(現OB会会長)がつけていた(1974~88年)。阪神ではスラッガーの代名詞的な番号で、掛布さんの引退後は、広沢克実、浜中治、林威助、マルテら、それなりの打者が背負ってきた。掛布さんが二軍監督を務めた16、17年に31が復活したものの、本人はもちろん、球団も『31といえば掛布』という思い入れがあったからこそ。前監督の岡田彰布さんは1次政権時の06年に、『31は左打者がつけるべき』と、38だった林を31に変更したこともあった。野手がつけるならともかく、投手がつけるなんて、31を軽視しているとしか思えませんよ」