寮生活で「いじめゼロ」を確約なんてできません。加害者は絶対に生まれます
これは1学年15人程度の少人数制だからできていることでもある。私にとってはこの規模が限界でしょう。それでも「必ずいじめを防げる」と胸を張ることはできません。
寮生活には今でも一定の需要があります。中学生や保護者から「厳しい環境で鍛えたい」「親離れをさせたい」という声を聞くことは珍しくありません。実際に「寮がないから専大松戸はやめます」と断られたこともあります。
志そのものは立派ですが、保護者も選手も、寮生活にはそれなりの覚悟を持って臨むべきでしょう。もっとも、私自身は選手の人生を預かる以上、寮というリスクを抱えるつもりはありませんが。