大会関係者も予想外…「女子ツアー史上最長コース」で好スコア続出の謎解き
【ニトリレディス】最終日
これで、今季も北海道での3大会は終了。最後を締めたのは通算12アンダーでツアー21勝目を挙げた鈴木愛(31)だった。
舞台は女子のコースレートが80という難コース。女子ツアー史上最長で、プロトーナメント初開催ということもあり、大会前はロースコアの戦いが予想された。
ところが、最終日は一時、10アンダーに6人が並び、終わってみれば、勝った鈴木を含め2ケタアンダーフィニッシュが8人もいた。
「これは予想外でした」と大会関係者が言う。
「今回のコースは、インコースのパー3が長く(12番185ヤード、17番200ヤード)、5つあるパー5も稼ぎ場にならないはずでした。16番はグリーンの左手前まで池があり、よほどの飛ばし屋でないと2オンはできないし、9番も2オン封じのためグリーン左に5つのバンカーがある。18番も左ドッグでショートカットが難しい。パー4の難度も高いので、優勝はよくても5アンダーぐらいとみていました」