著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

【現地レポート】型破りな新大会は大好評、男子トーナメントのあり方に一石を投じた

公開日: 更新日:

 近年、低迷気味の国内男子ツアーだが、型破りの大会で盛り上げているのがISPS(国際スポーツ振興協会)の半田晴久会長(74)だ。

 今月も「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」(御前水GC)、「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」(北海道ブルックスCC)と、2週連続の新規大会を北海道で開催し話題を呼んだ。

 注目は、ユニークな大会名だ。今回の大会も劇画のタイトルのようで分かりやすい。ネーミングに関して半田会長は、「映画の題名もそうだけど、観客を呼ぶには分かりやすくて、見に行こうという興味を持たせる名前が大切。ゴルフもそれと同じで、なんじゃこりゃ?と注目して足を運んでもらうためには、絶対にまともな名前なんかつけるか、というコンセプトでやってます(笑)」という。

 面白がるだけではない。今回の2試合はプロゴルフの本質を突いた企画が目玉だった。ファンはプロに2つの「力」を求め、期待する。ひとつは、「易しいコースセッティングでいくつバーディーが取れて、どのくらいのスコアを出せるのか」という攻撃力。もうひとつは、難しいコースで見せる、プロならではの技と冷静な状況判断だ。アマチュアには到底真似のできない高度な争いを見せようというのが、2大会の趣旨だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の三振激減がドジャース打者陣の意識も変える…史上初ワールドシリーズ連覇の好材料に

  2. 2

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  3. 3

    阪神藤川監督がそんなに嫌い? 掛布雅之OB会長が「佐藤輝明のスタメン外し」に苦言連発の深層

  4. 4

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  5. 5

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  1. 6

    二階堂ふみ&カズレーザーの結婚に続くか? 広瀬すずにも囁かれる「まさか」のサプライズ

  2. 7

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  3. 8

    カズレーザー「二拠点新婚生活」も“金欠”危機…レギュラー番組2本この秋に終了

  4. 9

    石丸伸二氏「再生の道」に迫る消滅の足音…“敗軍の将”代表辞任の先にあるもの

  5. 10

    正捕手・甲斐拓也の骨折離脱はかえって巨人に「追い風」が吹く根拠