ドジャース大谷翔平の勝負強さを支える“切り替え力”…WCS初戦でいきなり2本塁打、白星発進に大貢献

公開日: 更新日:

「大谷は他の選手と比べて、スランプと呼べる期間が極端に短い。すぐに改善点を見つけて、理想とする体の使い方ができる。修正能力が高いのは間違いありませんけど、根っからのプラス思考というか、細かいことにこだわらない性格。何しろインタビューの直後、聞き手と通路ですれ違っても知らんぷりだったこともあるくらいですから。自身の悪いイメージはすぐに捨てられるのでしょう」

 大谷の切り替えの早さは、いまに始まったことではない。

 中学時代の話だ。放課後に友人とチャンバラごっこで大はしゃぎ、たまたま教師に見つかって大目玉を食らった。追い掛けっこをして廊下を走り回ったり、ほうきを振り回したりして叱られたこともある。どこにでもいそうなフツーの中学生という気もするが、当時の友人はこう言っている。

「怒られたときとか、多少、うぜーとか、うるさいなぁとか言いますけど、それを引きずったりはしない。切り替えが早いっていうか、怒られて落ち込むとか、考え込むみたいなことはなかったですね」「まじめで堅そうなイメージがあるけど、全然、そんなことないです。ふざけるのは、むしろ好きじゃないですか。人を笑わせるのも好きでしたしね」

 さて、ドジャースはきょう10月1日から本拠地で、ナ・リーグ中地区3位のレッズとワイルドカードシリーズ(3試合制)を戦う。

 レギュラーシーズンはドジャースが5勝1敗と大きく勝ち越しているものの、レッズは最終盤に9勝4敗と追い上げてワイルドカードに滑り込んだ。同地区首位のブルワーズに2勝1敗、2位のカブスに4連勝と勢いがある。3年連続30盗塁、今季22本塁打のデラクルーズ(23)を筆頭に野手は身体能力の高い選手が揃ううえ、投手陣も速球の平均球速が160キロの右腕グリーン(26)をはじめ、力がある。

 大谷は今季、レッズ投手陣に対して計25打数3安打の打率.120、0本塁打、3打点と抑えられただけに、なおさら切り替えの早さに期待がかかる。

 その大谷が好スタートを切った。

 日本時間1日、レッズとのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦)初戦で2本塁打3打点。チームの白星発進に貢献した。

 大谷は一回、相手先発で165キロ右腕のグリーンから先頭打者弾。6-0の六回には3番手右腕フィリップスからダメ押しの2ランを放った。これでポストシーズン通算5本塁打とした。

  ◇  ◇  ◇

 そんなドジャースにとって一つの好材料が佐々木朗希だ。ロッテ時代から自己中心的な振る舞いで波紋を広げてきたが、ここに来てようやくそれでは立ち行かないと悟ったのだろう。危機感を滲ませると同時に本格化の兆しが見えてきたのだ。いったいどいうことか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  2. 2

    佐々木麟太郎「スタンフォード大残留」ならどうなる? 選択次第では今秋ドラフトで争奪戦へ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「気持ち悪い」…クセバレに加え「直球の脆さ」「勝負弱さ」まで露呈

  4. 4

    ドジャース大谷の登板延期で“割を食う”佐々木朗希…中5日連発に指揮官「デメリットない」の欺瞞

  5. 5

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  1. 6

    中村晃は引退会見で「幼稚」と…長谷川勇也、松田宣浩、和田毅が呈していたソフトB若手への苦言

  2. 7

    日本ハム二軍施設なぜ移転? 鎌ヶ谷から恵庭へ…栗山英樹CBOの要求を呑んだ本当の理由

  3. 8

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し

  4. 9

    巨人・松本剛の完全復調を手助けした“兄貴分コーチ”の名前 ナイター前の午前中に秘かに打ち込み特訓

  5. 10

    ソフトB関係者を“メロつかせた”佐々木麟太郎の褒め殺し…「ウチで決まりと思っちゃう」のノロケ声も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ