巨人・大勢に米スカウト「注目している」も…メジャー挑戦これだけの前途多難
15、16日に東京ド-ムで行われる侍ジャパン強化試合の韓国戦に向け、宮崎で強化合宿中の巨人・大勢(26)が7日、ブルペンで投球練習を行った。
その後は抑えの座を争う今季46セーブでタイトルを獲得した中日・松山の投球練習を見つめ、「普段は見れらないし、自信なくなるようなボールを投げていたので、ああやって投げられるように頑張りたいと自分に思い知らせるように見ていた」と苦笑い。来春WBCの抑えは、大勢か松山のどちらかが務める可能性があり、「やっぱり負けたくないというのはあります」と腕まくりした。
2023年の前回WBCでは侍メンバーとして世界一に貢献。「(メジャーへの)気持ちが芽生えましたね。メジャーに呼ばれるような投手になりたいと思った」と将来的な夢を語っていた。あるメジャースカウトは「メジャー挑戦の夢を公言しているから注目しているが」と前置きした上でこう続ける。
「実力は認めても、23年は右上肢のコンディション不良で約2カ月半も長期離脱。昨季も右ふくらはぎ痛や右肩痛を発症した。故障の多い投手だけに、メジャーに来るのは先か、ケガで壊れるのが先か……」
実際、大勢が海外FA権を取得するのは、早くても6年後の31年オフ。まだまだ先は長い。
「7年目を終えた戸郷も、大リーグへの夢を公言する中、大勢は1年でも早く、海を渡りたい。とはいえ、20年オフに菅野のポスティング移籍にゴーサインが出たのは8年目。11年目の岡本は実働8シーズンを終えた今オフ、ようやく認められた。球団は『貢献度が大事』ととしているが、菅野や岡本の例を見れば、メジャー挑戦は簡単にはいかない。WBCも含めて圧倒的な成績を残すなど、強力な説得材料が欲しいところです」(巨人OB)
いち早くメジャーに行くためにも、侍ジャパンでは守護神の座を譲れないところだ。
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ところで今オフメジャー挑戦する巨人岡本、ヤクルト村上、西武今井らは、メジャーからどのような評価を受けているのか。その契約規模はどれくらいが想定されているのか。米スカウトと専門家に「ガチ評価」を聞くと意外な答えが返ってきた。
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