元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏を悼む…日本代表の森保監督も涙した「サッカー愛」

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 もう20年近く前の話になる。公私にわたってお世話になっているカメラマンの六川則夫さん、実弟のサッカージャーナリスト・六川亨さんから酒席に誘われ、溜池山王の飲食店に出かけた。いつもの肩肘張らない飲み会だと思ったら、そこにJFA(日本サッカー協会)とJリーグの関係者が同席していた。

 日刊ゲンダイは、日本サッカーに批判的なスタンスを取ることが多い。居心地の悪さから隅っこで小さくなっていたら、JFAの関係者が亨さんに話し掛けた。

「亨さんほどのキャリアのあるサッカーの専門家がなぜ、ゲンダイにコメントを寄せたり、コラムを書いたりしているのですか?」

 いつもの柔和な表情を崩さず、亨さんは丁寧な言葉使いでこう答えた。

「サッカーダイジェスト時代から、<先入観を持たないで素直に良いものは良い、ダメなものはダメと書く>ことを心がけてきました。確かにゲンダイには<批判ありきの記事>も目立ちます。でも、日本サッカーに対して凄い! 良くやった! 感動をありがとう! とむやみに褒めない媒体が一つくらいあってもいいと思っていますし、長い付き合いなので見捨てるのもしのびないですから」

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