元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏を悼む…日本代表の森保監督も涙した「サッカー愛」
「今と違って日本代表は弱かったので人気がなかった。だから新人に任せておけばいいや、ということだった」
ワールドカップ出場が夢のまた夢の冬の時代だったとはいえ、まさに隔世の感である。
2022年7月に「右肺扁平上皮癌」と診断された亨さんは、東大病院で治療を続けながら「癌との共生」を図り、毎週末のようにJリーグ取材をこなし、7月には韓国で開催された東アジアE-1選手権の取材に出掛けた。
しかし、肺癌の進行に加えて肝臓に癌が転移。体調悪化は避けられず、最後は生まれ育った板橋区大山東町近くの健康長寿医療センターの緩和ケア病棟にて17日午前、68年の人生に終止符を打った。
亡くなった日の午後、翌18日に東京・国立競技場で開催されるボリビア代表戦の「前日公式記者会見」が行われた。会見の席上、日本代表を率いる森保一監督が亨さんの訃報に触れた。
「亨さんには、批判的なこともたくさんいただきましたが、サッカーファミリーとして日本サッカーの発展に大きく貢献していただいた」


















